【第2回開催】渋谷 ムルギー
第2回となる今回(2012/7/29)は渋谷道玄坂 百軒店にある老舗「ムルギー」にてオフ会を開催しました。
前回はムルギーランチだったので、それではムルギーという名前繋がりで老舗はないか、と考えこちらとしました。
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13001732/
ムルギーは昭和26年に、ビルマ(ミヤンマー)で戦線を経験した初代店主が創業しました。
初代店主(一般にムルギー爺さんとして知られる)はビルマで味わった、ビルマカレーの美味しさを日本でも広めたいという想いから、現地で習ったレシピをもとにこの地で提供するようになったそうです。
印度料理と銘打っていますが、実際にはビルマカレーが正しいようです。
ムルギーというのはインドの言葉で雌鶏肉を意味し、ここでのムルギーカレーは雛鳥を13種のスパイスで1週間以上煮込み、完全に煮崩したサラリとしたルーです。
ビルマカレーらしい油気と塩気の強さをもったスパイシーで爽快感のある味わいが楽しめ、欧風カレーとの対極の存在。
平らなお皿にヒマラヤの山をイメージしたライス、裾野にはカレーが広がるという独特の盛りつけ。
この店では定番である玉子入りは、かたゆで玉子のスライスがちりばめられている。
ライスの小脇に添えられた味噌のようなものは、店オリジナルのチャツネで、スパイシーなカレーをマイルドにする効果があります。
カレーオフ参加者は、皆揃って定番の「玉子入りムルギーカリー」を注文。
カシミールカレーに少し似たスパイシーなカレーを楽しみました。
現在では特製のジェラートも提供しておりデザートもあります。
ためしにバニラジェラートを注文したところ、サクサクサラサラとした食感で上品なバニラの風味が楽しめる美味しいアイスでした。
カレーを食べ終え、歓談。様々な話題で盛り上がりました。
SNS上だけではわかり合えないそれぞれの趣味や新たな発見などもあったかと思います。
継続して展開していきますので、ぜひご参加を!
ちなみに、ムルギーは池波正太郎らも活字に名をあげるほど通った名店である。
初代店主は高齢のため亡くなってしまったが、現在は家族が跡を継いで店を続けているようである。
初代店主は年老いて震える手で給仕と調理場を担っていたが、客が来ると必ず「ムルギーカリー、玉子入りですね?」と尋ねていた。
ナイルレストラン同様、ここでも店主がメニューを勝手に決めてしまうのである。
いまはそんなことはない。
お爺さんのいなくなった店内は、あいかわらず薄暗く、渋谷の喧騒とは無縁のように静かな時が流れていた。
■今回の参加者
ゴムジローさん、ミッキーさん、コージさん、Michal
お疲れさまでした!