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25 3月
『日本人が本を読まなくなった』は嘘だと思うわね。
たしかに、様々な娯楽メディアが増えて本もテレビも不動の地位ではなくなったにせよ、本は今も昔も未来も、知識欲と探究欲をくすぐる好奇心の対象だと思うわ。
実際に売れている本は売れるし、売ろうと努力すれば売れる。
それを、消費者動向に転嫁して『日本人が本を読まなくなった』で責任逃れの結論づけしようとするのは、横着者の言い訳だと思った。
なぜそう思ったかは、実際に書籍に関わる仕事をしていて実感したし、On-lineベース書店での動きをウォッチしていても思う。
実際に、本のプロモーションをかけたときの反応の大きさでも実感するよ。
まあ、それ以上にあるWebサイト(Blog)を知ってから、本は『まだまだ売れるモノ』だと確信したわ。
そういうインプレッションを与えてくれたのは、小飼弾の「404 Blog Not Found」という個人Blog。
小飼弾(こがい・だん)は何者かというと、アルファブロガーで日本を代表するオープンソースエンジニアであり、旧ライブドア(オン・ザ・エッヂのCTO)だった人。
かなりの変わり者。変なオジサン。
そんな彼が、たまたまBlogで本の感想を書き始めたところ評判になり、今や献本を受けるまでの書評生活。
ただ、つれづれなるままに書いているBlogで『書評サイト』ではないんだけど(笑
彼は書評をするとき、Amazonのアフィリエイトを使って本を紹介する。
こうすれば、興味を持った人がすぐに買いにいける。便利。
その結果として、彼の書評は評判を呼び、タダでさえ知名度のある人だったけど今は書評目的で様々な人が来るようになったのよね。
評判というのも、小飼弾はなにを言うんだろうか、という好奇心の人もいれば、書評として、純粋に求める人もいる。様々。
今や『書評→Amazonのアフィリエイト』だけで、大変な収入を得られるようになった、と本人も語っている。
『本は売れない』は嘘だと思う。
売る気があればしっかり売れて、個人でこのように収入減のひとつにカウントできるようになる人だっている。
たしかに、著名人ではあるけど、それでも本屋の方が(書籍の取り扱いや流通では)規模は圧倒的だ。誰でもわかる。
要は、本は中身の良さを伝えてこそのものなので、書評なりオススメのポップなり、中身を伝える努力をすれば、それに応えて心を動かされるのは、間違いない。
文化のサイクルが変わっても人間の、好奇心はそうそう変化はしないので、まず知って貰う、伝えてみせる、の姿勢から始めれば、こんなにも明確な結果が出た、という例。
なので、本屋さんや物書きの人には希望をなくして欲しくないわねぇ、と春を感じながら思うのであったのであった。
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